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海へ行った日
リスのポールから猫街の皆に
招待状が届けられました。
差出人は深海に住むタコのダーシー男爵。
どうやら深海美術館をオープンさせる模様です。
今回の展示の目玉は何と言っても
ダーシー自慢のウミウシコレクション、
そして新進気鋭作家のヒョウモンダコ
ルークの初個展です。
招待状を受け取った猫達は、
男爵の助手、カニのパスカルに
案内されて、海の世界へと旅立ちました。
白猫のダリはイルカに乗ってスーイスイ
カメラ好きのニコラスはウミガメに乗って
写真をパシャリパシャリ。
おしゃれなアレックスは
自慢の人魚ドレスを着て泳ぎます
どんどん進み、猫達はオウムガイや
見た事も無い生き物が泳ぐ暗く、
静かな深海の世界にたどり着きました。
すると、、ぼんやりと提灯の様な光が見え、
深くて重い音が聞こえてきます。
「赤くて大きな魚かな?」
いいえ、それは猫街を出航した
最新の潜水艦NYAXAの船でした。
中にはちょっとおめかしをしたネコたちが
乗っています。
どこからともなく、
クラゲを持ったミケがやってきて
記念写真をとってくれました。
美術館にたどり着いた猫達は、
男爵のコレクションやルークの
前衛的なアートを堪能し、
ホタルイカのアポロやメンダコのハービーと
ポーカーゲームを楽しみすっかり仲良くなりました。
猫街に帰って記念にもらった
男爵のトランプのセットを見ると
楽しい海に行った日をダリは思い出すのでした。
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